お弁当に熱々のご飯を詰めて蓋をしてはダメですよ!
忙しい朝にバタバタとお弁当を作って出来たてを学校や職場に持って行ったりしてませんか?
それ、食中毒になってしまうかもしれないので注意です。
お弁当箱に熱々のご飯を入れて蓋をすると中で蒸れて蓋に水分がつきますよね?
それが食中毒の原因なんです。
ご飯はしっかり冷ましてから蓋をするようにしましょう。
でもどうやって冷ませばいいの?時間もないし・・・、おかずも冷まさなきゃダメなの?
今回はそんな疑問をまとめてご説明します。
ぜひ参考にしてみて下さいね。
お弁当のご飯やおにぎり、基本の冷まし方
お弁当のご飯やおにぎりの冷まし方にはいろいろな工夫や方法がありますが、まずは基本の冷まし方をマスターしましょう。
ご飯を冷ますのに一番良いのは自然に冷めることなんです。
やり方は二通り
・お弁当箱に詰めてから冷ます
・お皿やボウルなどに移して冷ます
の方法があります。
それからおにぎり弁当にしたいときの「おにぎりの冷まし方」も順番にご説明しちゃいますね!
お弁当箱に詰めてから冷ます
まずは一番簡単なお弁当箱に詰めてから冷ます方法から。
やり方は簡単!
炊いてあるご飯をお弁当箱に詰めて放置するだけ。
でもそのままにするとご飯の表面が乾いてカピカピになっちゃいますよね?
そんなご飯食べたくない・・・
なのでお弁当箱の蓋を少しずらして熱が逃げるように乗せておくか、ラップやクッキングシートを軽くかぶせておくといいですよ。
ご飯を冷ましている間に他のおかずなどを作っておけば時間も無駄になりませんよね。
お弁当箱の蓋をかぶせて冷ました場合は最後に出来上がったお弁当に蓋する前に裏についた水分をきちんと拭き取ってから蓋をするようにしてくださいね。
お皿やボウルなどに移して冷ます
次にお皿やボウルに移してから冷ます方法です。
少し大きめのお皿やボウルに入れるとご飯の空気に当たる面が増えて早く冷めるんです。
この場合もご飯が乾燥しないようにラップなどをかぶせておくようにしましょうね。
ただこの方法だと洗い物が増えちゃいます。
お弁当箱で冷ます方法、お皿を使って早く冷ます方法はその時の状況に応じて使い分けるようにすると良いと思います。
おにぎりの冷まし方
おにぎり弁当は食べやすいですし、お箸やフォークがまだ苦手な小さい子のお弁当にもいいですよね。
おにぎりは握ってから冷ますと時間がかかります。
中に具を入れる場合に熱々のご飯で握ると具が蒸れて傷んでしますこともあるんです。
なので先に冷ましておいたご飯を使うと良いですよ。
熱々のご飯を握るのは手も辛いですしね!
でもあまり冷ましすぎると握りづらいし何より美味しくできないので少し熱が残った状態で握ってから放置してしっかり冷ましてからラップやアルミホイルに包むようにしましょう。
急ぎで冷ますなら冷蔵庫でもいい?
冷蔵庫に入れれば確かに早く冷めますがごめんなさい、その方法あんまりおすすめできません。
お弁当の粗熱を早く取る機能がついた冷蔵庫もあるみたいなんですがそんな機能ない普通の冷蔵庫を使ってるご家庭がほとんどですよね?
温かいお弁当を冷蔵庫に入れると冷蔵庫内の温度がぐんと上がり他の食材が傷んでしまう恐れがあるんです。
上がった温度を戻すのに電気代もかかっちゃいますしね。
もし急いで冷ましたいのなら保冷剤がおすすめです。
ずらした蓋の上に乗せておけば早く冷ませますよ。いくつか合わせて使ってもいいですね。
唐揚げなどのおかずはどうやって冷ます?
ご飯だけではなくおかずもしっかり冷ましてから詰めるようにしてください。
でもお弁当のおかずとして定番の唐揚げなんてなかなか冷めにくい・・・
それはそう、だって揚げてるんですもん・・・
それなら前日に作っておいてしっかり冷ましておくのはいかがですか?
でも作ってから時間がたつと菌が繁殖しやすくなります。
菌を繁殖させないように清潔な調理器具を使ってここでもしっかり冷ましてから冷蔵庫に入れるようにしてくださいね。
それから翌日お弁当箱に詰めるときは温め直さない方が良いのですが、ヒエヒエの唐揚げが嫌という方は温め直した後にもしっかり熱を取ってから詰めるようにしましょう。
そもそも熱々ごはんじゃダメなの?
熱々の炊きたてご飯は美味しいけどお弁当には厳禁です。
冒頭にもご説明しましたが熱々のご飯をお弁当箱に詰めてそのまま蓋をすると、蓋の裏側に水滴がついて菌が繁殖し食中毒を起こすおそれがあるからなんです。
美味しく出来たご飯やおかずたちも水分でべちゃべちゃになってしまったら台無しですよね。
でもご飯は温かい方が美味しいのも事実。
温かいお弁当が食べたい場合は食べる直前に電子レンジで温め直しましょう。
まとめ
お弁当のごはんの冷まし方はマスターできましたか?
今回ご紹介した方法の他にも工夫次第でいろいろな冷まし方ができるかもしれません。
毎日家族のお弁当を作っている方もピクニックなどでお弁当を作る方もご飯やおかずはしっかり冷ましてから蓋するようにしてくださいね。
特に梅雨時や夏場は要注意ですよ!
皆さんも美味しく安全にお弁当を味わいましょう。