アマゾンプライムの年齢制限NRやGは、全年齢が見れるものに表示されるレーティングの区分です。
ただ、NRは対象年齢指定なし、Gは全年齢対象と、意味は異なります。
NRは対象年齢を決める審査を行っていない場合に表示されるので、全年齢が対象とは限らないのです。
今回は、NRとGの違い、年齢制限で見れない時の対処法など、アマゾンプライムの年齢制限について詳しく解説していきますね。
Amazonプライムで表示される「NR」の意味
AmazonプライムのNRは、映画に視聴年齢の指定がない作品であることを示しています。
「Not Rated」(未評価)の略でNRです。
全年齢の方が安心して視聴できるように、日本の映画倫理機構(映倫)が共通の基準で審査して対象年齢を決めています。
しかし、映画化されていないアニメでは映倫が審査をしていないこともあります。
映倫が審査をして対象年齢を決めていないのが、NRとなるわけですね。
レーティングと言われる対象年齢の区分は、GやRG-12などいくつかに分かれています。
Amazonプライムでは、以下のレーティングがあります。
NR | G | RG-12 | R15+ | R18+ | |
対象年齢 | 全年齢 | 子ども(全年齢) | 13歳以上(ティーン) | 15歳以上(ヤングアダルト) | 18歳以上(大人) |
RG-12は、13歳未満の方は保護者の許可がないと作品を視聴できません。
R15+やR18+は、対象年齢に満たないと視聴できない作品です。
このほかにも、7+(7歳以上)や13+(13歳以上)、16+(16歳以上)、すべて(全年齢)などの表記もありますね。
国によって年齢制限の分け方や表記が異なるので、Amazonプライムでも表記が統一できていないようです。
対象年齢が15歳以上に指定される作品は以下のような特徴があります。
- 暴力的な表現がある
- 薬物使用がある
- 性的な表現がされている
- 犯罪に関する描写がある
多少の暴力・犯罪などの表現があっても全年齢対象になる場合があります。
過度な表現や刺激が強すぎるものに年齢制限が設けられるイメージです。
NRと評価Gの違いは?
Gは全年齢向けであること、NRは対象年齢の指定がないことを表しています。
映画化されていないアニメなどはNR(レーティングされていない)と表記されるので、必ずしも全年齢対象の作品とは限りません。
子どもに見せても大丈夫かどうかは、保護者が判断することになるので注意してください。
基本的に、NRになるのは映画化されていないアニメです。
レーティングされていない古い作品がNRになることもあるようですが、現在は古い作品も多くはレーティングされています。
映画倫理機構(映倫)が審査をしてレーティングを行っています。
映画を審査しているので、映画化されていないアニメはレーティングされずNRになることが多い訳です。
残酷な表現や刺激の強いアニメがNRになっている可能性もあります。
NRのアニメは、保護者の方が判断して子どもに見せて良いか決める必要がありますね。
AmazonプライムNR表示の消し方
数秒待つとNRなどの年齢制限の表示は消えます。
Amazonプライムの質問欄では、7秒何もせずに待つと消えると書かれていました。
残念ながら、Amazonプライムの設定を変えても、視聴を開始してからの数秒は表示が消せません。
7秒待てば消えますが、逆に言うと7秒間は表示される仕様になっています。
視聴中にNRと表示されると邪魔に感じる方もいると思います。
JavaScriptで消してみたという記事を見たので紹介しておきますね。
JavaScriptのコードをブラウザのディベロッパーツールにコピーすると使えます。
個人的には、年齢制限の表示が出るのは一瞬なので、無理して消さなくてもいいような気がします。
どうしても消したい場合は試してみてください。
JavaScriptを実行すると非表示になったことの通知が出て、OKを選択すると表示されなくなりました。
NR作品が見れないときの対処法
NR作品が見れない時は、視聴制限を解除すると見れるようになります。
実はレーティングには、映画倫理機構(映倫)が審査して決めた年齢制限と、Amazonが決めた年齢制限が存在します。
映倫がNR(対象年齢指定なし)としている作品をAmazonの担当チームがレーティングしていない場合、R18+として扱われる仕様があるんです。
映倫からの指定もないしAmazonも確認していないから、誤って子どもが刺激的な作品を見てしまうかもしれない!ということで対策されているのかもしれませんね。
この場合は、視聴制限を解除すれば見れるようになります。
視聴制限の解除の手順は「アカウントと設定」から「機能制限」と進み「18+」を選択するだけです。
アカウントにログインする必要があるので、パスワードを用意してください。
アマプラの「対象年齢」と一般的な「年齢制限」の違い
Amazonプライムでは、G、RG-12、R15+、R18+の4種類の区分でした。
さらに細かい区分(7+や13+など)もありますが、基本的な区分は4つです。
映倫の区分も同様で、日本は現在4区分になっています。
13歳以上などの年齢の分け方もGなどの表記も、Amazonプライムは映倫を基準にしています。
Amazonプライムの年齢区分は一般的な映倫のものと同じなので安心してください。
ちなみに、2009年まではR15+はR-15指定、R18+はR-18指定という表現でした。
R-18指定の方がしっくりくる方もいると思います。
現在はレーティングの区分が変わっているので混乱してしまいますね。
基本的には、R-15がR15+に、R-18がR18+になったと考えて大丈夫です。
他の国だと、アメリカはRG-13(14歳以上)があったり、イギリスで8~11歳の区分が追加された5区分だったりします。
国によって考え方はさまざまですね。