0120から始まる怪しいフリーダイヤルは、GoogleやYahoo!Japanなどの検索エンジンや迷惑電話リストの検索サイトで調べることができます。
0120から始まる電話番号は、フリーダイヤルで安全なイメージがありますが、悪徳業者も普通に使っています。
今回は、電話番号検索で0120から始まる怪しい電話番号を調べる方法を紹介します。
また、0120から始まるワン切りの電話に安易に出てはいけない理由や、迷惑電話を着信拒否にする方法も取り上げていきます。
電話番号検索で0120から始まるフリーダイヤル番号を調べる方法
迷惑電話リストを調べることができる電話番号検索のサイトをいくつか紹介します。
フリーダイヤル検索もできますよ。
まずは電話番号検索サイトを使わずにすぐ0120から始まる番号を調べられる方法から紹介しますね。
検索エンジン
検索エンジンは、GoogleやYahoo!Japanのような、日常で使っているもので大丈夫です。
探し方は簡単で、検索エンジンの窓に電話番号を入れて検索するだけです。
検索結果には、電話番号ポータルも含め、企業・団体の公式サイトなどインターネットに公開されている情報が表示されます。
jp number
jp numberは、特定の電話番号の所有者情報を集めた口コミサイトで、迷惑電話番号リストを調べるのに役立ちます。
電話番号から企業や団体を検索する以外に、企業や団体名から電話番号の逆引きもできます。
ページ上部のメニューに「フリーダイヤル」のタブがあるので、クリックしてください。
0120から始まるフリーダイヤルで迷惑電話として報告されている番号のリストを見ることができます。
口コミを元にしていているので情報の精度に粗い所がありますが、実際に被害や迷惑に遭った人の声が反映されていますので、迷惑電話の特定に役立ちますよ。
また、検索エンジンよりも情報が絞られるので、0120などフリーダイヤルの迷惑電話をより特定しやすい面もあります。
Android版のスマホアプリがリリースされていますので、スマホにインストールしておくと手軽に怪しい電話を調べることができますよ。
電話帳ナビ
電話帳ナビは、ライドアンドコネクト社が運営している電話番号検索のポータルサイトで、jp numberと同様に、迷惑電話を調べることができます。
フリーダイヤルの検索なども同じですね。情報は、jp numberと同じく利用者の自由な投稿で更新されています。
電話帳ナビで調べられるのは
- フリーダイヤル
- 固定電話
- 携帯電話
この3つですが、それと別にもう1つ「フリーダイヤル逆引き」という機能があります。
フリーダイヤルの検索ででてこないときはこちらも試したいですね。
Android版のほかに、iPhone版のスマホアプリもリリースされています。
他にも電話番号で検索したり、ハローページのデータを参考にしたりと、個人の番号を調べる方法はこちらでまとめています。
0120はどこの番号?
0120から始まる電話番号は、フリーダイヤル(通話料無料)番号です。
日本国内のどこからでも利用することができるので「どこから」というのは分かりません。
0120のフリーダイヤル番号は
- 事業者やサービスプロバイダーなどが提供する顧客サポート
- お問い合わせ窓口
などによく使用されています。
迷惑電話の場合もありますが、「0120からの電話は全部無視だ」というのも無理がありますね。
ちなみに、0120への通話は無料なので、掛け直しても料金はかかりません。
0120からのワン切りが何度もかかってくる・かけ直すとどうなる?
0120から始まる番号は迷惑電話という可能性もあります。
何度もワン切りされた電話番号の場合は、発信元が詐欺や悪質業者の可能性もあるので、掛け直すさいには注意しましょう。
営業電話の場合もあります。
0120のフリーダイヤルは通話料無料なので、あまり気になるようなら掛け直して、覚えのない相手ならすぐに切りましょう。
ただし掛け直してしまうと、次のような危険もあるということはチェックしておいてくださいね。
悪徳業者に存在を知られてしまう
発信元の悪徳業者は、機械的に電話番号を生成して、多くの相手にランダムに掛けています。
着信した電話番号に掛け直すと、発信元に存在を知らせることになり、勧誘などの迷惑電話が増えてしまう可能性が高くなります。
実際に被害に遭ってしまう
ワン切りされた電話を掛け直し悪徳業者につながってしまうと、詐欺によって次のような被害に遭う危険があります。
- 悪徳業者の指定口座へ大金を振り込んでしまう。
- 個人情報を提供してしまう。
- 悪質な商品の購入やサービスの契約をさせられてしまう。
転送サービスで電話番号を偽造する悪質業者も
「0120から始まる番号は、フリーダイヤルなので安心だろう」という安心感に付けこみ「転送サービス」で電話番号を偽造する悪質業者もいるんです。
転送サービスというのは、発信元と発信先の間に転送業者が入ることで、発信元と異なる電話番号を発信先に掛けるサービスです。
例えば、050で始まる番号を持つ悪質業者が転送サービス使って電話を掛けると、着信先に0120の番号が表示されます。
また、着信先が0120に掛けなおすと、転送サービスによって悪質業者の050の番号に転送されます。
0120フリーダイヤルの迷惑電話を着信拒否にする方法
0120からのワン切りなどの迷惑電話を拒否する方法は、各プロバイダーで提供しています。
最近は、海外からのワン切りの電話が増えていて、各プロバイダーは、ワン切りの迷惑電話に対する対策を注意喚起とともに紹介しています。
ここでは、一例としてドコモ、ソフトバンク、auのサービスを紹介します。
ドコモの場合
ドコモは、ほかのプロバイダーよりも手厚いワン切り対策のメニューを提供しています。
- 悪質業者からの着信履歴を残さないようにする。
- 着信音を鳴らさないようにする。
設定には、ドコモのネットワーク上で設定するもの(プロバイダー設定)と、端末に設定する2種類があります。
各サービスの料金などの詳細は、こちらをご確認ください。
悪質業者からの着信履歴を残さないようにする
- 迷惑電話ストップサービス:登録した電話番号からの着信を、履歴を残さずに拒否することができます(ネットワークサービス)。
- 着信履歴表示選択:着信秒数が短い着信の履歴を表示できないようにします(端末設定)。
履歴を残さないようにするのは、ワン切りした相手に、誤って折り返し電話するのを避けるためです。
一定時間着信音を鳴らさない
- 無音時間設定:着信してから呼出動作を開始するまでの間に、一定の無音時間を設け、ワン切り目的の電話を無視します(端末設定)。
ソフトバンクの場合
ソフトバンクでは、ドコモのようにワン切りに特化したメニューはありませんが、迷惑電話ブロック機能として次の機能があります。
- 怪しい電話の着信時に警告画面を表示する。
- 迷惑電話の番号を登録して着信拒否する。
- ハローページなどの情報をもとに着信先を表示する。
- 迷惑メールやSMSメッセージを自動判別し、フォルダに振り分ける。
ソフトバンクでは、警察から迷惑電話の情報提供を受けたり、ハローページの情報などを活用して、迷惑電話の情報を整備しています。
セキュリティーパックのような契約にあらかじめ加入していると、無料で設定できるメニューもあります。
料金やサービスの詳細はこちらをご確認ください。
auの場合
auもソフトバンクと同じく、ワン切りに特化したメニューはありませんが、迷惑電話のブロック機能があります。
- 怪しい電話やSMSメッセージを警告表示する。
- 迷惑電話の番号を登録して着信拒否する。
auも、イエローページの情報などを活用して、迷惑電話の情報を整備しています。
料金やサービスの詳細はこちらをご確認ください。
電話番号検索で0120フリーダイヤルまとめ
今回は、0120から始まるワン切り迷惑電話対策として、次のトピックを取り上げてきました。
- 0120から始まるフリーダイヤル番号を調べる方法
- 0120からのワン切りを掛け直しても良いのか
- 各プロバイダーが提供するワン切り対策
0120から始まるフリーダイヤルは、GoogleやYahoo!Japanのような検索エンジンや、jp numberや電話帳ナビのような電話帳ポータルサイトで調べることができます。
電話帳ポータルサイトは、利用者の口コミをもとにしてはいますが、実際に被害に遭った人の声が反映されているので迷惑電話の特定に活用できます。
電話帳ポータルサイトにはスマホアプリ版も公開されていますので、インストールしておくと手軽に怪しい電話を調べることができて便利です。
0120で始まる番号は悪徳業者も普通に使っていますし、間に転送サービスを挟み番号を偽造している場合もあり安全ではありません。
ワン切り電話を掛け直すと次のような危険があるので、安易に掛け直さないようにしましょう。
- 安易に相手に存在を知られてしまい、この後、迷惑電話がたくさん掛かってくる。
- 掛け直した先の悪徳業者により、振込詐欺、個人情報の提供、悪徳サービスの契約などの被害に遭う。
各プロバイダーでは、海外からのワン切り迷惑電話が問題になっていることもあり、着信拒否設定が整備されています。
契約によっては、追加料金無く、設定変更だけで有効になるセキュリティー設定もあります。
もし購入してからスマホのセキュリティー設定を見直したことが無いようでしたら、この機会に設定の棚卸しを検討してくださいね。