メガネの曇り止めは、専用のものが手元にない場合、身近にある食器用洗剤や洗濯用液体洗剤で代用することができます。
重要なのは「中性」であることと、「界面活性剤」の濃度です。
普段なかなか気にして見ない部分かもしれませんが、成分表示にしっかり記載されています。
長時間の効果は期待できませんが、身近なもので代用できるのはありがたいですよね。
でも、意外と身近な場所でメガネ専用の曇り止めを購入することもできるので、覚えておくと便利ですよ。
そこで今回は、おすすめのメガネの曇り止め代用品や、メガネ専用の曇り止めの販売場所について詳しく紹介していきたいと思います。
メガネの曇り止めの代用になるもの最強はこれ!
メガネの曇り止めの代用になるもの最強は、「界面活性剤の濃度が30%程度」の「食器用中性洗剤」です。
界面活性剤とは、水と油を混ざりやすくすることで汚れを取りやすくする成分のことです。
成分表示の部分に「界面活性剤○○%」と記載されていますよ。
メガネの曇り止めの主成分が「界面活性剤」で、そこに長持ちさせる成分が入ったものが、メガネの曇り止めです。
なので、界面活性剤が主成分であり、なるべく余計な成分が入っていない食器用中性洗剤は代用品としては最強と言えます。
メガネの曇り止め代用としては、次のような効果が期待できますよ。
- 「界面活性剤」・・・メガネが曇る原因を無くす(水滴を拡散して蒸発させる)
- 「中性」・・・メガネへのダメージが少ない(アルカリ性や酸性は、メガネのコーティングがはげる原因となる)
使い方はこちら。
- ボールに水を張り、2~3滴の食器用中性洗剤を溶かす(界面活性剤30%程度)
- 1.にレンズ部分を数回通す
- 水で洗い流さないで、メガネ拭きやガーゼで押さえるように水分を軽くふき取る
水で洗い流すと効果が薄れてしまうので、そのまま拭き取ってくださいね。
レンズについた「界面活性剤」が、曇り止めの効果となります。
他にもあるメガネの曇り止め代用品
界面活性剤30%程度の食器用中性洗剤以外にも、メガネの曇り止め代用品になるものはあります。
しかし、食器用中性洗剤に比べ多くの種類の成分が含まれていることが、メガネの劣化を早めることに繋がったり、界面活性剤の濃度が低いなどの理由であまりおすすめはできません。
代用品として、どうしてもという場合のみ使用してくださいね。
洗濯用液体洗剤・おしゃれ着用液体洗剤(中性)
洗濯用液体洗剤は基本的に中性のものが多いです。
一般的な洗濯用中性洗剤は、界面活性剤の濃度が23〜50%台、おしゃれ着用洗剤は19〜22%です。
界面活性剤が主成分ですが、蛍光増白剤や漂白剤、再付着防止剤などが含まれていることが、食器用中性洗剤との違いです。
使い方はこちら。
- ボールに水を張り、少量の洗濯用中性洗剤を溶かす
- 1.にレンズ部分を数回通す
- 水で洗い流さないで、メガネ拭きやガーゼで押さえるように水分を軽くふき取る
ハンドソープ/ボディーソープ/シャンプー(中性)
含まれている濃度は低いですが、これらにも界面活性剤は含まれています。
使い方はこちら。
- ボールに水を張り、少量溶かす
- 1.に、レンズ部分を1分程つけこむ
- メガネ拭きやガーゼなどで押さえるように水分を軽くふき取る
研磨剤なしの歯磨きジェル/歯磨き粉(中性)
こちらも含まれている濃度は低いですが、界面活性剤が含まれています。
使い方はこちら。
- メガネのレンズを濡らす
- 薄くレンズに塗り広げる
- メガネ拭きやガーゼで優しくふき取る
他にも、ハンドクリーム・リンス・シェービングフォームも濃度は低いですが、界面活性剤が含まれています。
しかし、基本的な代用品は「食器用中性洗剤」と覚えておきましょう。
そもそもメガネが曇らないようにする方法は?
そもそもメガネが曇らないようにする方法は、曇り止め機能のあるレンズを選ぶことが一番です。
「防曇(ぼうどん)レンズ」と言い、曇らない為の特殊なコーティングが施されています。
日常的にメガネをしている人にとって、外仕事・バイクや自転車の運転の際のレンズの曇りは、行動に支障をきたし、危険すら伴う場合があります。
気になる場合は、専門のスタッフに相談してみましょう。
曇り止めを使用する方法も有効です。
クロスタイプ・使い捨てシートタイプ・ジェルタイプ・スプレータイプと、さまざまな種類があり、一度のお手入れで24時間効果が持続するものもあるので、要チェックですよ。
マスクでメガネが曇らないようにする工夫
マスクでメガネが曇らないようにするには、マスク上部から息が漏れないよう上部の隙間を埋める工夫が必要です。
プリーツタイプのマスクは、ワイヤーを折り曲げて鼻にフィットさせても、どうしても隙間が生じてしまいますが、次のことを試してみてください。
- マスク上部を内側に一度折り込む
- マスク上部の内側に、折りたたんだティッシュをはさむ
マスクへの工夫を施さなくても、もともと隙間が少ない立体型形状のマスクや、ノーズパット付きマスクを使用するのもおすすめですよ。
メガネの曇り止めはコンビニやダイソーで売ってる?
メガネの曇り止めはコンビニやダイソーでも売っています。
ただし、コンビニは各店舗によりお客様のニーズの高いものを取り揃えているので、取り扱いがない店舗もあることを覚えておきましょう。
コンビニで取り扱っているメガネの曇り止めは「小林製薬めがねクリーナふきふき眼鏡拭きシート(個包装タイプ)」です。
ウェットティッシュのようなタイプで、使い捨てできるのでとても便利ですよ。
ダイソーで販売されているのは、「メガネくもり止めシート」「めがねくもり止めペンタイプ」です。
身近な場所で、手軽に購入できるのは有難いですね。
メガネの曇り止め代用品は「界面活性剤の割合が30%程度」の「食器用中性洗剤」が最強だと分かりました。
とはいえ、メガネを長持ちさせるという意味では専用のものを使うに越したことはありません。
コンビニやダイソー、ドラッグストアなど、身近な場所で購入できるので、できるだけ専用のものを使うようにしましょう。