手作りうどんの日持ちは常温で1日、冷蔵で1週間、冷凍で1ヶ月程度。
ゆでる前と後では風味と食感、日持ちそのものが違ってきますよ。
保存方法は風味も食感も長持ちさせられる冷凍がお勧め。
今回は手作りうどんの日持ち、ゆでる前と後では賞味期限がどう違うのか、保存方法はどうするのかを詳しく説明します。
手作りうどんの日持ちは何日?茹でる前と後の賞味期限
手作りうどんの日持ちは茹でる前と茹でた後では違ってきます。
茹でる前なら冷暗所で1日程度、冷蔵庫で1週間、冷凍庫で1ヶ月が目安です。
茹でた後は麺がのびてしまって、麺自体が柔らかくコシが無くなってしまうので保存はお勧めしません。
どうしても保存するしかない場合は、常温は傷みやすいのでNG、冷蔵庫なら1日程度、冷凍庫なら1ヶ月程度です。
冷蔵庫での保存は、水でさっと洗って食べる分だけの小分けにし、密閉された容器に入れた状態で冷蔵庫へ入れましょう。
冷凍庫の場合も保存方法は同じですが、保存できる期間はちょっと長くて、茹でた麺でもだいたい1ヶ月程度持ちますよ。
冷蔵庫や冷凍庫で保存ができるうどんですが、茹でる前でも茹でた後でも保存期間が長くなるほど風味や香り、食感が悪くなるので、出来れば早めに食べましょうね。
手打ちうどんの保存・くっつくのを防ぐには
手打ちうどんの保存は麺を切った後に、1人分程度の小分けにして密閉された容器に入れた上で冷蔵庫で保存するのがお勧めですよ。
保存するときの注意点は麺をくっつかないようにすること。
うどんは加水率と呼ばれる水の割合が高い食品なので、何もしないとすぐにくっついていまいます。
くっつくのを防ぐには次の方法を行ってみてくださいね。
- 綿棒、まな板などの作業台に適度な量の打ち粉をしっかりと振る
- 麺を切る時は強く生地を押さえ過ぎないようにする
- 切った麺に適度の量の打ち粉を振る
打ち粉はあまりたくさん振り過ぎると、うどんが粉でまみれてしまって、茹でた時にドロドロになっちゃうので気を付けて。
打ち粉を振りすぎたなと思ったら、軽く振って粉を落としてくださいね。
我が家も手打ちうどんを作って保存してみたことがありますが、その時は逆に打ち粉が足りず、時間が経つうちに見事に麺同士がくっついてしまいました。
そのまま茹でてもバラバラになりそうもなく、仕方なく1本ずつ手で外しながら茹でました。
打ち粉の量は大事!
多すぎても少なすぎてもダメです。
保存方法やくっつきに注意しておいしい麺にしましょうね。
生うどんは常温保存できるの?
生うどんの常温保存はできます。
ただし、市販の添加物や真空パックになっている商品とは違って、手作りは日の当たらない冷暗所で1日程度です。
手作りうどんが傷んでしまう大きな原因の温度と湿度が高いこと。
日本の夏は高温多湿なので、特に夏場の常温保存はお勧めしません。
もし常温保存した麺を食べる場合は、食べる前にうどんの状態を確認しましょうね。
確認することは次の通りです。
- 異臭がしていないか
- 糸が引いていないか
- 変色していないか
- カビが生えていないか
- 虫がついていないか
このような変化が見られたら、茹でても元の食べられる状態にはならないので食べるのはあきらめましょう。
どうしても保存したい場合は、季節に関わらず常温ではなく冷蔵庫や冷凍庫に保存しておくのがよいですよ。
冷凍だと賞味期限はどれくらい?
冷凍うどんの賞味期限は茹でる前、茹でた後、どちらも1ヶ月程度です。
冷凍保存は賞味期限も他の保存方法より長くてお勧め。
1ヶ月を超えて保存することもできますが、味や香りがどんどん落ちてしまうので出来れば早めに食べましょう。
冷凍保存したうどんは冷凍しているうちに柔らかくなってしまいますが、食べる時は凍ったままの麺をほぐれる程度まで熱湯で茹で、最後に水でしめる一工夫でおいしく食べられます。
自然解凍や流水での解凍での解凍はどうなの?というと、麺にコシがなく、ぼそぼそとした食感のうどんになってしまうので熱いお湯で茹でてくださいね。
うどんの真空パックの作り方
うどんの真空パックは風味や食感を長持ちさせることができるので、ただ保存するよりも余ったうどんの保存方法としてとてもお勧めです。
作り方は麺を冷凍保存用のプラスチックバッグに入れるだけ。
真空にする機械があるというお宅は簡単に真空パックができちゃうけど、機械がなくても簡単に作る方法を覚えておくと便利ですよ。
準備するものは2つ。
1つ目はサランラップなどの食品用ラップ。
2つ目はジップロックなど冷凍庫保存で使えるファスナー付きのプラスチックバッグ。
作り方は次の通りです。
1.うどんをたっぷりの熱湯で茹で、芯まで火が通ったらザルなどにあげてしっかりと水分を切ります。
2.ひとり分程度の小分けにし、食品用ラップにしっかりと包みます。
3.プラスチックバッグに入れ、空気を抜きながら封をします。
4.冷凍庫で固まるのを待ってできあがり。
コツはプラスチックバッグに入れる時にちゃんと空気を抜くことです。
食品用ラップに包む時、プラスチックバッグの封をする時には空気を抜きながら閉じましょう。
空気が入ってしまうことで、冷凍焼けになったり、他の食材のにおいが移っちゃったりしたら残念!
ぜひおいしいうどんを楽しんでくださいね。