キウイが腐るとどうなる?腐ったキウイの見分け方と長持ちする保存方法

キウイが腐ると、身が柔らかくなりすぎたり、苦く感じたりなど様々な変化があります。

キウイって手頃に買えて栄養価も高く、朝ごはんやおやつにぴったりの果物ですよね。

食べごろのキウイは甘みが強くおいしいですが、腐り始めてしまうと苦みが強くなっていきます。

おいしく食べるためには保管方法も重要で、キウイの熟し具合を見極めて保管場所を変えるといいですよ!

今回はキウイが腐るとどうなる?腐ったキウイの見分け方と長持ちする保存方法について詳しく紹介していきます。

目次

キウイが腐るとどうなる?

キウイが腐ると触ると柔らかくぐじゅぐじゅになる、アルコールのような匂いがする、味が苦く感じるなどの変化があります。

アルコールのようなに匂いがするというのは、キウイの糖分とキウイの皮に付着していた酵母が分解されてアルコール発酵がされているからです。

キウイの皮、ヘタの部分などから泡がぶくぶくするのもアルコール発酵が原因です。

この反応がおこるとアルコールのような苦みを感じるようになります。

腐っていると断定することはできないですが、腐さりかけている、熟しすぎている状態です。

腐っていたキウイを食べてしまった方のツイートにも苦い、アルコールのような味とありますね。

おいしく食べれるものではないですよね…。

食べてしまうと腹痛や食中毒の症状が出てしまうこともあるので、アルコール発酵がおこる前に早めに食べましょう。

腐ったキウイの見分け方

腐ったキウイの見分け方はこちらです。

・カビが生えている

・皮やヘタから泡が噴きだしている

・アルコールの匂いやカビのにおいがする

・触るとぐじゅぐじゅしている、柔らかすぎる

・切ると中が赤く変色している

・アルコールのような匂いがする

・苦みを強く感じる

キウイは日持ちする果物で常温保管することも多く、いつのまにか腐っているということになりがちです。

腐っているか判別できないときはカットして中を確認すると判別しやすいですよ。

保管時間が長くなってしまったり、傷んでしまっているか不安なときはこちらの見分け方も参考にしてみてくださいね!

ふにゃふにゃ柔らかいのは大丈夫?

キウイがふにゃふにゃ柔らかいものは、食べても大丈夫なものの可能性が多いです。

ただあまりにも柔らかすぎていたり、変色や匂いによっては腐っている可能性もあるので、食べる前に十分確認したほうがいいでしょう。

アルコールやカビの匂いがするときや、切った中身が赤く変色していたら食べないようにしてくださいね。

さきほど紹介した見分け方を参考にするとわかりやすいと思います。

また、キウイの実が濡れているように見える場合は腐っているかもしれないので食べるのはやめておきましょう。

もし腐ってはいないけど生のまま食べるのが不安なときは、加熱してジャムにするのがおすすめです!

熟れた柔らかいキウイなら細かく刻みキウイの量の30%くらいのグラニュー糖(上白糖でもOK)、レモン汁適量を入れ、へらなどで焦げないよう混ぜながら煮詰めてつくることができます。

キウイジャムはヨーグルトに合わせるととってもおいしいです。

簡単にできるのでよかったら作ってみてくださいね。

熟しすぎ?ピリピリするものは?

キウイを食べると舌がピリピリすることがありますが、これは熟しすぎや腐っているわけではありません。

舌がピリピリする要因は2つありますのでご紹介します。

①シュウ酸カルシウム

キウイにはシュウ酸カルシウムという成分が含まれています。

ホウレン草やこんにゃくなどのアクの強い食べものにも含まれていますね。

このシュウ酸カルシウムには針状結晶というトゲトゲした結晶があり、これのおかげで害虫から身を守ることができます。

人が食べても影響があり、ピリピリすると感じることがあります。

他にもパイナップルやパパイヤなどの南国果物や、里芋や長芋などのイモ類にも針状結晶があるようです。

パイナップルや長芋も舌がピリピリ感じやすいですよね。

細かく刻んだりミキサーにかけるとよりピリピリ感じやすくなるので、気になるなら刻まない食べ方がおすすめですよ。

②アクチニジン

アクチニジンとは、キウイに含まれるたんぱく質分解酵素です。

体内に入るとたんぱく質の消化を助けてくれる酵素ですが、口に入れたときは舌の表面や口の中の粘膜を分解してしまいます。

そのためしたが無防備な状態になってしまい、酸味や刺激に敏感になってピリピリ感じてしまうんです。

キウイ以外にもパイナップルにもたんぱく質分解酵素は含まれていて、キウイと同じように食べるとピリピリすることがあります。

この酵素が含まれているから、酢豚などの肉料理にパイナップルが入っているんですね。

キウイにはないかなと思い調べてみると、ゼスプリのHPにキウイとお肉をつかったレシピがありました!

おすすめレシピはこちら

おかずにキウイを使うことってなかなかないので不思議な感じがしますね。

私もお肉料理と合わせたことはないですが、キウイと生ハムは相性がよくサラダに乗せて食べるとおいしいのでお肉とも合うのかもしれませんね。

また、キウイを食べてピリピリする以外に唇が腫れる、腹痛などがおきたらアレルギー反応かもしれません。

キウイの中に含まれるアクチニジンが原因でアレルギー反応を起こしてしまうことがあります。

ゴムのラテックスに含まれるたんぱく質とキウイに含まれるたんぱく質の構造が似ているため、ラテックスアレルギーの方が食べるとアレルギー反応が出やすいそうです。

果物の中では一番アレルギーが出やすいとされているんですよ。

症状がひどいとアナフィラキシーショックを起こすことがありますので注意しましょう。

キウイの種類によって成分の含有量が違いグリーンキウイほかのキウイに比べるとアクチニジン含有量が多いので、よりアレルギーに注意してください。

キウイを長持ちさせる保存方法

キウイを長持ちさせるには、冷蔵庫保管がおすすめです。

常温保管していることが多いですが、常温だと追熟が進みやすくいつの間にか腐っていた!なんてことになりかねません。

熟されていて食べごろのキウイはこれ以上追熟しないため冷蔵庫の野菜室で保管しましょう。

キウイは南国のフルーツので冷気に弱いため、冷蔵室は控えましょう。

野菜室に入れるときはキウイを新聞紙またはキッチンペーパーで優しく包み、ポリ袋に入れるといいです。

逆にまだ身がかたく、もう少し熟したものを食べたいときは常温保管し追熟するのを待ちましょう。

より追熟を早めるならリンゴやバナナと一緒に袋へ入れ常温保管するのがおすすめです。

リンゴやバナナに含まれるエチレンガスは果物の追熟を促してくれる作用があるため、追熟がはやくなりますよ。

まとめ

今回はキウイが腐るとどうなる?腐ったキウイの見分け方と長持ちする保存方法について紹介しました。

キウイはビタミンCや食物繊維が豊富で、健康にも美容にもおすすめの果物です。

保存方法を変えることで食べごろの時期をのばすことができますのでぜひやってみてくださいね。

こちらの記事が参考になればうれしいです。

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