スープジャーに入れてはいけないものを紹介しますね。
ご飯は入れても大丈夫だけど、味噌汁やカレーは危険。牛乳はNG。
入れてはいけない理由もあわせて解説していきます。
スープジャーの中で腐らせないようにするのに、気をつけるポイント。ここを守ればお弁当にも持っていけますよ。
ではさっそく、スープジャーにいれてはいけない食材を一挙に紹介していきます。
お弁当などで「スープジャーをよく使う!」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
スープジャーに入れてはいけないもの(サーモス)
スープジャーに入れてはいけないものについては、以下のようなものが挙げられます。
◎サーモスの場合
上記URLでは、以下のように説明されています。
◆ドライアイス・炭酸飲料
⇒内圧が上がり、キャップユニットや中せんが開かなくなる・飛び出す、飲みものがふき出るなどして、けがやものを汚す原因になります。
◆牛乳・乳飲料・果汁など腐敗しやすいもの
⇒飲みものの腐敗や変質の原因になります。そのまま長く放置した場合、腐敗などによりガスが発生して内圧が上がり、キャップユニットや中せんが開かなくなる・飛び出す、飲みものがふき出るなどして、けがやものを汚す原因になります。
象印のQ&Aでは「乳製品を含む飲み物、冷製スープは一度加熱したものをいれてください」とされています。
便利ですが、入れるものに注意しないと、スープジャーの破損や中身が腐敗する原因になるのでご注意ください。
ご飯は入れても大丈夫なの?
スープジャーにご飯を入れると、おいしいお米をランチタイムに温かく味わえますよ。
ご飯だけでなく、一緒におかずをいれるのもおすすめです。
※カレーライスなどの匂いが付きやすいものは、注意してください。
なんと、事前に準備しておけばスープジャーでご飯を炊くこともできますよ。
【スープジャーでのご飯の炊き方】
◆米をよく洗い水気をきった後、なべに移して水を加え、一晩浸水する(当日の場合は、30分以上浸水する)。
◆スープジャーに熱湯を注ぎ、ふたをして予熱する。
◆下準備したなべを強めの中火にかけ、煮立ったら弱火にして3分加熱する。
◆予熱しておいたスープジャーの湯を捨て、お米を入れて蓋をしっかり閉め、3時間以上おく。
下準備が必要ですが、職場や外出先のお昼にホカホカのご飯を食べられるのが良いですね。
味噌汁が危険な理由と腐らせないコツ
食品が腐りやすいのは、30℃~40℃の温度とされています。
そのため、スープジャーにぬるい汁物を入れて長時間放置すると、腐りやすくなってしまうんですね。
スープジャーは温度を保つ機能があるので、基本的に「熱い」か「冷たい」状態であれば腐りにくくなります。
直射日光に当たる場所に長時間放置したり、「ぬるい」状態で放置しないように気をつけてください。
また、味見をした後の調理器具で食品を入れるなど、スープジャーの中に細菌が入ってしまう状況は作らぬよう注意してください。
【腐らせないようにするコツ】
食品を入れる前に、スープジャーの中の温度を調節しておきます。
温かい物を入れる際は、スープジャーをお湯でしっかりと温めてから食品を入れましょう。
スープジャーの中に入れる食品も、しっかり温めたり、冷やしておくことが大切です。
お味噌汁なら、沸騰寸前のアツアツの味噌汁を注いですぐに蓋をすると良いですね。
冷たいものに関しては氷水で冷やします。
それぞれ容器に入れたら、保管方法にも注意します。
スープジャーを専用のケースに入れたり、布でくるんで保温機能をアップさせると良いでしょう。
スープジャー専用の可愛いケースは購入できるので、チェックしてみてくださいね。
食品を容器に詰めた後は、早めに食べきるようにしましょう。
およそ6時間以内に食べ切るのが良いですね。
※カレーなどの食品は、匂いがスープジャーに残りやすいのでその点もご注意ください。
【美味しく味噌汁を味わうなら、後で熱湯を注ぐのもおすすめ】
「味噌汁を美味しく飲みたい!」という場合は、スープジャーの中に味噌と具材のみ入れておいて、食べる直前に熱湯を注ぐのもおすすめです。
具材を入れる際は、乾燥したワカメやネギなどを入れると良いでしょう。
じゃがいもや豆腐などの具材は、美味しいですが傷みやすいので注意してください。
スープジャーが爆発するってホント?
飲食物をスープジャーに入れたまま長時間放置したり、スープジャーが開けられなかった場合に本体を温めると、中身が飛び出たり爆発するといった現象が起こることがあります。
というのも、飲食物に含まれる酵母や細菌がスープジャーの中で増えると、二酸化炭素が溜まって内圧が上昇してしまうためです。
「パスタを2日以上放置したら爆発した」という事例もありますよ。
また、長時間放置したスープジャーの蓋が外れないからといって、お湯などで温めるのも大変危険です。
勢いよく蓋が外れ、ケガをしてしまう場合もありますので、ご注意ください。
その他腐りやすいもの
◆牛乳、豆乳、シチュー、カレー、炊き込みご飯、オートミール、お粥など
牛乳などの乳製品が入ったものは傷みやすいです。
上記の食品を持ち歩く際は、温度管理に気を付け、出来るだけ早めに食べきってしまいましょう。
まとめ
今回は、「スープジャーに入れてはいけないもの」について詳しくご紹介しました。
お昼に温かい状態で美味しく食べられるスープジャーですが、以下の点に注意してください。
【入れてはいけないもの】
◆ドライアイス・炭酸飲料
◆牛乳・乳飲料・果汁など腐敗しやすいもの
また、パスタなどの食べ物をスープジャーの中で長時間放置しておくと、時間の経過とともにガスが溜まって爆発の原因になります。
容器の中に食べ物を入れたら、なるべく早めに、最低6時間以内に食べきることを目安にしましょう。
万が一、スープジャーを放置して蓋が取れなくなっても、お湯で温める行為は大変危険ですので避けてください。
◆ 生物(加熱していない肉・魚介類・乳製品・卵)など腐敗しやすいもの
【スープジャーの中身を腐らせないコツ】
◆腐りやすいものを入れない
◆スープジャーの温度を適温に保つ(30℃~40℃は危険)
◆スープジャーを事前にしっかりと「温める」か「冷やす」
スープジャーの付属の取り扱い説明書をよく読んで、食品を入れる前にしっかりと下準備をしましょう。
スープジャーの温度を適温に保つため、食品を入れた後も保管場所に気を付けておくと安心です。
また、容器に食品を入れる際は、口内の細菌などが入らないようにするのもポイントです。
スープジャーがあれば、汁物も丼物も手軽に作れるので、お弁当に持っていけるメニューの幅が広がりますよね。
取り扱い方にだけ注意すれば、快適においしいランチが楽しめます。
今まで意識せずスープジャーを使っていて、「何か美味しくない」、「ぬるい…」と感じていても、一工夫すれば美味しく食べられること間違いなしです。
アレンジレシピや、スープジャーと組み合わせたお弁当レシピもあるので、ぜひ調べてみてください。