土日に行った振込は、依頼側と受取り側の金融機関がどちらもモアタイムシステムに参加している場合は即時反映されます。
しかし、どちらか一方の金融機関がモアタイムシステムに参加していない場合は、翌営業日に反映されます。
これは15時以降の振込も同じです。
そもそもモアタイムシステムとは、24時間365日いつでも振込ができるシステムのことで、2018年より開始された新たなシステムです。
そこで今回は、土日振込と15時以降振込の反映はいつなのか、土日に振込をする時の方法、モアタイムシステムについてより詳しく解説していきます。
土日振込の反映はいつ?(ゆうちょ・UFJ・みずほ・三井住友)
土日振込は、依頼側と受取り側の金融機関がどちらもモアタイムシステムに参加している場合は即時反映されます。
しかし、依頼側と受取り側のどちらか一方の金融機関がモアタイムシステムに参加していない場合は、翌営業日での反映となります。
モアタイムシステムとは、簡単に言うと24時間365日いつでも振込ができるシステムのことです。
全銀ネットと言われている、日本の振込を取りまとめている全国銀行資金決済ネットワークが2018年10月より窓口が空いていない平日夜間と土日祝日に振込対応できるモアタイムシステムを導入し、いつでも振込が可能な日本へと変わりました。
実際に振込は即時反映される時もあれば、数分時間がかかることもあります。
その時のシステムの混み具合によっても反映時間に多少の誤差が出てくることもありますので、余裕を持って振込をされることをおすすめします。
モアタイムシステムに参加しているかどうかはこちらのモアタイムシステム参加金融機関一覧PDFより確認できます。
主要4銀行のモアタイム接続時間
2023年2月現在では、ほとんどの銀行がモアタイムシステムに参加しています。
しかし、システムに接続していない時間やメンテナンスを行なっていて一時的に振込の反映が遅れたり翌営業日になることもあるので注意が必要です。
金融機関名 | モアタイム接続予定時間 | メンテナンス等 |
---|---|---|
ゆうちょ銀行 | 0:00~24:00 | ・不定期にメンテナンスをしているため接続していない時間帯あり。 |
三菱UFJ銀行 | 0:00~24:00 | ・毎月第2土曜日の21:00~翌朝7:00は利用できない。 ・その他、システムメンテナンスにより 深夜・早朝約10分程度利用できない場合あり。 |
みずほ銀行 | 0:00~24:00 | ・振込可能時間は、ATMやネットバンクなどの振込手段ごとに異なる。 ・その他不定期にメンテナンス等により接続しない場合あり。 |
三井住友銀行 | 7:00~24:00(月) 0:00~24:00(火〜土) 0:00~21:00(日) | ・その他不定期に、メンテナンス等で接続できない場合があり。 |
システムに接続していない時間に振込をすると、モアタイムシステムに参加している金融機関でも即時反映はされないので急いでいる場合などは注意してくださいね。
大事な振込の予定があるときは、他の金融機関を使って振込をしたり事前にメンテナンス時間のチェックをしておきましょう。
主要銀行以外の接続予定時間はこちらの接続予定時間一覧から確認できます。
また、各銀行のホームページにもより詳しく記載されていますので、振込前に確認してみてください。
15時以降の振込はいつ反映される?
15時以降の振込も依頼側と受取り側の金融機関がどちらもモアタイムシステムに参加していれば、即時反映されます。
しかし、どちらか一方がモアタイムシステムに参加していない場合は、翌営業日に反映されます
日本の振込を取りまとめている全銀システムは、平日日中(8:30〜15:30)の振込取引に対応する「コアタイムシステム」と窓口が空いていない平日夜間と土日祝日の振込取引に対応する「モアタイムシステム」により構成されています。このため15時以降の振込もモアタイムシステムによって即時反映ができるようになりました。
平日の日中は仕事をする時間帯で15時までに銀行に足を運ぶことが難しい人はとても多いですよね。
銀行の窓口が終了してからも、ATMやネットバンキングを使って振込ができて即時に反映されるようになったのはありがたいですね。
ネットバンキングの方が反映は早い?
ネットバンキングでもATMでも窓口でも、振込の反映時間に差はありません。
日本の振込を取りまとめているシステムは1つなので、どこから振込を行っても基本的に反映時間に差があるということはありません.
しかし、窓口で振込用紙を記入して待つ時間、ATMまで行き操作する時間などを考えるとネットバンキングは1番スムーズに振込ができる方法であると言えるかもしれません。
私自身ネットバンキングで振込をすることが多いですが、どこにいても何時でも思い立ったその瞬間に振込ができるので便利です。
小さな子どもがいると好きな時に外出できなかったりするのでとてもありがたいですし、コロナで外に出ることができない時なども、ネットバンキングは活躍してくれると思います。
ATMや窓口での振込と反映時間に差はないので、まだ使ったことのない方はぜひネットバンキングを検討してみてください。
銀行振込が土日でもできる窓口は
銀行振込が土日でもできる窓口は、残念ながら今のところありません。
窓口自体が営業している金融機関はたくさんありますが、振込や口座開設などのお金が動く業務ではなく、住宅ローン・保険・資産運用などの相談会などを実施している金融機関が多いようです。
平日日中は毎日お仕事で銀行に行く暇なんてないし、銀行のために有給を使うのはもったいないから土日こそ窓口を営業して欲しいと私も思ったことがありますが、実は銀行の営業時間は9時から3時までと法律で定められているのです。
しかし今では土日に振込をしても即日反映されるようになったので、土日に振込をしたい場合はネットバンキングやATMから行ってみてください。
ATMで土日に振込するとお金はいつ届く
ATMで土日に振込をすると、モアタイムシステムに参加している金融機関同士であれば即時反映されます。
しかし、どちらか一方の金融機関がモアタイムシステムに参加していない場合は、翌営業日での反映です。
また、お持ちのキャッシュカードが土日に振込対応しているものであれば、ATMで振込手続きをすることができます。
しかし土日に限らずですが、10万円以上の現金振込はATMではできません。
窓口で本人確認をしなければいけないという法律があるためです。
窓口での振込は印鑑や本人確認、振込依頼書の記入も必要になる上、振込手数料がATMで振込するよりも高くなる場合がほとんどです。
一旦ATMで口座に現金を入金をして、ATMやネットバンキングから振込をした方が手間も取らず簡単に振込ができ、手数料も抑えられます。
土日にATMで振込をしてもモアタイムシステムに参加している金融機関同士の振込であれば即時反映ですので、ぜひATMを活用してみてください。