ヨーグルトメーカーで失敗してしまったヨーグルトは、再加熱してもう一度やり直せます。
ヨーグルトが固まらない原因として考えられるのは、「雑菌が混ざっている」、「正しい牛乳を使っていない」など。
また、雑菌が混ざったヨーグルトは再利用しないほうが良いですが、変な匂いがしないようであれば、再加熱したり冷蔵庫で冷やすことで復活することできちゃうんです。
この記事では、固まらないヨーグルトの原因や、復活させる方法、固まらなかったヨーグルトのオススメの使い道を詳しく紹介していきます。
固まらない、分離する!原因は雑菌の量や牛乳の種類?
ヨーグルトメーカーで作ったヨーグルトが固まらない原因として、雑菌が混ざっていたり、牛乳の種類が正しいものでないことが考えられます。
ここでは雑菌が混ざらないようにする方法や、正しい牛乳の種類について説明しますね。
雑菌が混ざらないようにするには?
雑菌が混ざらないようにするには、清潔な容器を使うことです。
ヨーグルトを作る際には、種となるヨーグルトと牛乳が必要です。
そこに雑菌が入ってしまうと、発酵がうまくできずに、分離したまま固まらなくなってしまいます。
もし容器やスプーンをきちんと洗わずに使ってしまったら、そこについた雑菌が入り込んでしまい、固まらない原因となります。
そのため、容器やスプーンはきちんと洗い、最後に熱湯消毒してよく乾かしておきましょう。
キッチンアルコールを使うのもオススメです。
また、一度開封した牛乳やヨーグルトは雑菌が入りやすくなります。
作る際には未開封のものを使うようにしましょう。
正しい牛乳の種類は?
ヨーグルトを作る際は、「牛乳」を使いましょう。
実は牛乳以外に、成分調整牛乳・低脂肪乳・無脂肪牛乳・加工乳・乳飲料と様々な種類があるんです。
これらの牛乳以外を使うと、うまく固まらない原因になってしまいます。
ですので、ヨーグルトを作る時には、パッケージの成分表を見て、種類別名称が「牛乳」と記載されてあるものを選ぶようにしてくださいね。
固まらず液体のままのヨーグルトも飲める?
作ったヨーグルトが固まらずに液体のままの時は、飲まないほうが良いです。
なぜなら、固まらない原因は雑菌である可能性があるからです。
容器やスプーンに雑菌がついた状態だと、雑菌が発酵の邪魔をしてヨーグルトと牛乳がうまく混ざり合わずに分離してしまいます。
雑菌は、容器やスプーンを洗剤でよく洗わなかったり、清潔にしていないふきんで容器など拭いたりすると、簡単に入り込んでしまいます。
そんな雑菌が混ざった状態で、液体のまま飲んでしまうと、繁殖した雑菌が体内に入りお腹を壊してしまいます。
なので、もし匂いを嗅いでみて少しでも変な匂いがしたら、絶対に飲むのはやめましょう!
冬に作る時、ポイントは温度!
冬にヨーグルトを作る時は、エアコンなどをうまく使い、部屋の温度を暖かくしておきましょう。
ヨーグルトは発酵の温度がとても重要で、温度管理を失敗するとうまく作ることが出来ません。
温度が低いと発酵が進まなくなってしまい、ヨーグルトが固まらなくなってしまいます。
また、ヨーグルトを作る時に使う牛乳は冷蔵庫から出して常温に戻しておくのですが、冬場だと常温自体が低いので、電子レンジで少し温めておくと良いでしょう。
ただし、牛乳を温めすぎると乳酸菌が死んでしまうので、温めすぎに注意してください。
ほんのり温かいくらいにしておきましょう。
ヨーグルトが失敗!復活する方法は再加熱?
ヨーグルトがうまく固まらずに失敗してしまった場合、初めと同じ温度で2〜3時間再加熱をすると、固まることがあります。
これは、時間が足りなくてうまく発酵できなかったことが原因として考えられます。
なので、まずは追加で2〜3時間ほど再加熱してみましょう。
また、冷やすことで固まることもあります。
もし出来上がりがさらさらで固まっていない状態なら、一度冷蔵庫で冷やしてみましょう。
再加熱しても固まらない、冷蔵庫で冷やしてみても固まらなかった場合は、雑菌が入り込んでいる可能性もあります。
匂いを嗅いでみて変な匂いがした場合はもったいないですが、初めから作り直しましょうね。
固まらなかったヨーグルト、再利用したい!使い道は?
固まらなかったヨーグルトは、ホットケーキに混ぜたり、凍らせてシャーベットにしたり、実は様々な用途で使えるんです。
その中でもオススメの使い道を紹介していきます。
※ただし、ヨーグルトの匂いを嗅いでみて変な匂いがすると思ったら、雑菌が混ざっている可能性が高いので絶対に使わないようにしましょう!
ホットケーキに混ぜる
市販のホットケーキミックスに、同量のヨーグルトを混ぜて焼くだけの簡単アレンジです。
ほんのりヨーグルトの香りがして、ふわふわモチモチに仕上がるのでオススメです。
簡単なので是非試してみてくださいね。
凍らせてシャーベットにする
固まらなかったヨーグルトを冷凍庫に入れて、シャーベットにするのも簡単でオススメです。
ただし、そのまま冷凍庫にいれてしまうと分離してしまうので、砂糖を混ぜてから冷凍庫に入れてください。
固まったヨーグルトをおろし器ですると、ふわふわのシャーベットの出来上がり!
カレーに入れたり、ドレッシングとして再利用
カレーを作る時に入れると、ヨーグルトのコクが加わり、さらさらで爽やかな風味のカレーになります。
また、固まらなかったヨーグルトにマヨネーズ・塩コショウ・砂糖を混ぜると、さっぱりしたヨーグルトドレッシングになります。
固まらなかったヨーグルトでも、再利用のアレンジはたくさんあるので、好みに合わせて使い分けてみてくださいね。
まとめ
- ヨーグルトが固まらない原因は、雑菌が混ざっていたり牛乳が正しい種類でない可能性がある
- 固まらない液体のままのヨーグルトは雑菌が混ざっている可能性があるので、変な匂いがしたら絶対に飲まない
- 冬にヨーグルトを作る時は、室内の温度を暖かくしておく
- ヨーグルトがうまく固まらなかった場合は、再加熱してみましょう
- 固まらなかったヨーグルトを再利用する場合、ホットケーキやカレーに混ぜたり、凍らせてシャーベットにするのがオススメ